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【中国】著作権侵害で浙江企業提訴、コーエーテクモ[媒体](2020/01/21)

コーエーテクモホールディングス傘下でオンラインゲームやモバイルコンテンツを開発・運営するコーエーテクモゲームス(横浜市)は17日、中国同業の杭州絶地科技(浙江省杭州市)に対し、コーエーテクモゲームスが保有する人気ゲームソフト「真・三國無双」などの著作権侵害に関する訴訟を起こしたと発表した。杭州絶地科技に対し、著作権侵害の行為の差し止め、当該行為から生じた損害賠償を求める。

コーエーテクモゲームスの担当者によると、杭州絶地科技のスマートフォン向けゲームアプリ「我が天下」「戦国布武~我が天下戦国編~」「三国炎血伝」の3タイトルのウェブ広告において、コーエーテクモゲームスの「真・三國無双」「信長の野望」「三國志」「太閤立志伝」の4タイトルのゲーム内画像や音楽などの著作物を無断使用していたことで提訴したという。

コーエーテクモゲームスが把握している情報によると、杭州絶地科技は2017年ごろから「我が天下」、18年ごろから「戦国布武」「三国炎血伝」を日本で展開。中国ではそれぞれ、その1年前から展開しているとみている。

コーエーテクモゲームスは今回の訴訟について「杭州絶地科技の行為はユーザーを誤認させ、コーエーテクモゲームスのパートナー企業の不利益となるほか、ゲーム開発関係者の努力を踏みにじるもの」として、厳格に対応する考えを示した。

杭州絶地科技は13年8月の設立。登記資本額は約640万元(約1億円)。

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