【韓国】セントリオン、中国にバイオ医薬品工場[医薬](2020/01/17)
韓国バイオ医薬品大手のセルトリオンが、中国にバイオ医薬品の新工場(年産能力12万リットル)を建設する。米サンフランシスコで15日(現地時間)に開かれた投資イベント「JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」で、同社の徐廷珍(ソ・ジョンジン)会長が明らかにした。
工場新設に向けた中国当局との交渉は最終段階で、「まもなく投資の詳細を発表できる」とした。同時に、中国で発売する商品ラインアップを2030年までに16種類に増やす計画も明らかにした。
セルトリオンは17年5月に中国国家食品薬品監督管理総局からリウマチ関節炎治療「レミケード」のバイオ後続品(バイオシミラー)の臨床試験認可を取得し、臨床試験を進めている。中国で外国企業がバイオシミラーの臨床試験認可を取得したのは、セルトリオンが初めて。
セルトリオンはまた、世界で400億米ドル(約4兆4,000億円)規模の糖尿治療薬市場にも進出すると発表した。糖尿病治療に用いられるインシュリンのバイオシミラー開発も本格化する。