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【台湾】彰化に台鉄新路線、日月潭へのアクセス改善[運輸](2020/01/10)

台湾交通部(交通省)の林佳龍部長(交通相)は8日、景勝地として有名な南投県・日月潭への観光客呼び込みを目的に、同県と西側隣県の彰化県で、台湾鉄路(台鉄)の新路線建設と既存路線の更新を進める計画を明らかにした。総予算は41億8,100万台湾元(約152億4,000万円)。既に行政院(内閣)から認可を受けている。経済日報などが伝えた。

新路線は「田中線」で、日月潭から最も近い台湾高速鉄路(台湾高鉄)の駅である彰化県の彰化駅と、同県にある台鉄の田中駅を結ぶ。総延長は3キロメートル。田中駅からは、日月潭に向かう台鉄の支線「集集線」への乗り入れが可能。

台湾高鉄を利用して日月潭を訪れる遠方からの観光客が増加するとみられている。2022年末に着工し、26年に開通する予定。工費は18億8,000万元となる見通し。

集集線の路線設備も更新する。同路線は南投県の日月潭最寄りの駅、車テイ(テイ=土へんに呈)駅と彰化県の二水駅を結び、現在の運行時間は80分。路線設備の更新後は60分に短縮できる見通し。さらに、車両数も1編成4車両から6車両にし、運行客数を従来から3割以上増やす。

25年に更新を終える予定で、工費は23億6,300万元。

林部長は関連法令を改正し、今回の田中線と集集線に観光客向けの割安料金を導入する考えを示した。

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