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【台湾】いすゞ新工場は豊洲園区に、投資額145億円[車両](2020/01/08)

いすゞ自動車が台中市に新工場を建設すると6日発表されたことに絡み、いすゞ自動車は7日、NNAに対し、土地の取得、建屋の建設を合わせて投資額が約40億台湾元(約145億円)になると明らかにした。新工場は神岡区の豊洲科技工業園区に設け、敷地面積は5万平方メートルとなる見通し。生産能力は年間6,000台。生産車は台湾向けに販売する。

いすゞの広報によると、新工場は2021年下半期(7~12月)の完工を予定。いすゞは同工場でピックアップトラック以外の全車両を生産する。台湾で自動車の排ガス規制が強まると予想される中、生産車両には最新の環境技術を導入する方針だ。

いすゞは台中市外埔区にも工場を設けており、新工場は台湾2カ所目。いすゞの広報は台湾での新工場建設の理由について、「外埔区の工場が手狭になったため」と説明。再び台中市に建設することについては、同市に自動車のサプライヤーが集積していることなどに触れ、「総合的に見て、地理的に利点がある」と述べた。

台中市政府は6日、いすゞの工場新設計画を発表。行政面で同社の新工場建設を支援していく方針を表明した。ただ同市の発表では、具体的な立地などは明らかにされていなかったほか、投資額も100億元としていた。

いすゞの昨年の台湾での商用車販売台数は、約3,100台だった。

■台湾の商用車販売は年2.3万台

聯合報によると、台湾の商用車の販売台数は年間2万3,000台の規模。昨年のブランド別販売台数は1位が三菱ふそうトラック・バス、2位が日野自動車で、いすゞは3位だった。

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