【マレーシア】大卒者能力生かさない雇用増、就職率上昇も[経済](2019/12/17)

マレーシア政府の調査で大学卒業者の就職率が高まっている一方、就職先をえり好みできない状況になっているとの指摘が出ている。販売店や飲食店の従業員など、大卒者が能力を生かせない職種で雇用されているケースが増えているという。

マレーシア統計局はこのほど、大卒者の労働状況を初めて調査した報告書「大卒者統計2018」を発表。2018年の大卒者は前年比7.6%増の496万人で、うち労働力人口は8.0%増の415万人、就労者は8.2%増の399万人だった。失業者は16万2,000人で、失業率は3.9%で0.1ポイント低下した。

16日付マレーシアン・リザーブによると、米系調査会社DMアナリティクスのゾウハイル・モハメド・ロスリ上級研究員は、「求職中か十分な労働時間を得られていない不完全雇用者の割合が、失業率の5倍の水準にあることが問題」とコメント。本人の学歴に見合わない職務に就いている大卒者は、昨年には104万人と16年の約80万人から増加していることに着目すべきと指摘した。低技能職に就く大卒者の割合は、16年の20.7%から26.2%に上昇した。

同研究員は、技能が活用できる職務を増やし、大卒者の能力を十分に活用できる就労環境を構築することが喫緊の課題との見解を示した。

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