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【中国】ZOZO、中国ネット通販に再進出[商業](2019/12/13)

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するZOZOは10日、中国版サイト「ZOZO」のサービスを開始したと発表した。日本のゾゾタウンに出店中のショップから計177店が出店する。経済成長に伴い、中国人のファッション消費が増えているほか、日本ブランドの人気が高まっていることから約7年ぶりに中国市場に再挑戦する。

中国版ゾゾタウンには「アダムエロペ」「チャオパニック」「オリーブ・デ・オリーブ」など人気ブランドが出店。出店ブランドは日本のゾゾタウンと同じ料金で中国サイトにも出店できるようにした。商品は日本国内の物流センター「ZOZOBASE」で管理し、中国から注文が入るごとにZOZOBASEから発送する。日本から中国への配送や通関は、2月に上海市で設立した中国法人「上海走走信息科技」がサポートする。

中国版ゾゾタウンではこのほか、ZOZOが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」の機能を活用し、コーディネート投稿やトレンドブランドのニュースなどの情報を発信し、商品の購入につなげる狙い。

ZOZOは2011年10月に中国市場に参入したが、13年1月に撤退していた。ZOZOの広報担当者は「当時は若い顧客層の所得に販売価格が合わなかった。また中国の電子商取引(EC)サイト内に出店したため、デザインなどの自由度も低かった」と説明。中国の1人当たりの年間ファッション消費額は12年と比較して約4倍に成長したほか、ファッション小売市場のEC化も進んでいるといい、環境が整ったとみて再挑戦を決めた。

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