【シンガポール】食料安全保障指数、2年連続で世界1位[食品](2019/12/11)
英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した「世界食料安全保障指数(GFSI)」で、シンガポールは前年に続いて1位となった。食品の手頃な価格、入手のしやすさが高く評価され、2年連続で首位となった。
GFSIは食料を「手頃な価格で入手できるか」「物理的に入手しやすい状況にあるか」「安全で栄養価の高い食品を入手できるか」の3項目で評価し、100点満点で指数化している。今回は113カ国・地域を対象とした。
シンガポールの総合点は87.4。2位のアイルランドに3ポイント以上の差をつけてトップとなった。手頃な価格で入手できるかが95.4、物理的に入手しやすい状況にあるかが83で、ともに2位。安全で栄養価の高い食品を入手できるかは79.4で、25位だった。
アジアでトップ20に入ったのはシンガポールだけ。EIUは1人当たりの国内総生産(GDP)が増え、食料を入手しやすくなったことや、食料輸入先の多様化を高評価の要因に挙げている。
東南アジアではこのほか、マレーシアが28位で上位に付けた。日本は21位だった。