【シンガポール】日本企業4社、テマセク傘下ファンドに出資[金融](2019/12/10)

丸紅、三井住友銀行、アビームコンサルティング、日本政策投資銀行の日本企業4社は、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスの子会社バーテックス(Vertex)ベンチャーズが設立したファンドに出資する。ファンドが投資する海外の新興企業と日本企業を仲介するプラットフォームも立ち上げる。各社が9日に発表した。

ファンドの名称は「バーテックス・マスター・ファンド2号(VMF2)」で、ファンド総額は7億7,000万米ドル(約840億円)規模だ。東南アジアや中国、インド、米国、イスラエルなどのベンチャー・キャピタル(VC)ファンドへの投資を通じて、医療、フィンテック(ITを活用した金融サービス)、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)といった最先端分野の新興企業に出資する。

VMF2への出資額は丸紅が5,000万米ドル、三井住友銀が2,000万米ドル。アビームコンサルティングは1,000万米ドルをそれぞれ出資する。日本政策投資銀は出資額を明らかにしていない。

アビームコンサルティングは今回の出資に伴い、投資会社リサ・パートナーズ(東京都港区)と提携した。リサ・パートナーズは5月、日本の投資家がVMF2に出資する際の受け皿となるファンド「リサ・バーテックス・ベンチャー・ファンド(RVVF)」を組成すると発表。アビームコンサルティングは、RVVFを通じてVMF2に出資する。

アビームコンサルティングの広報担当者によると、今回の出資に伴い同社とバーテック、リサ・パートナーズの3社は、日本企業とVMF2が出資した新興企業を引き合わせ、共同での技術開発や資本提携を支援する枠組み「ジャパン・プラットフォーム(JP)」を立ち上げる。

同担当者は、「当社が海外で今回のようなファンドに出資するのは初めて。従来は企業同士のマッチングにとどまる枠組みが多いが、JPでは共同の事業開発につなげられるよう支援したい」と述べた。

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