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【中国】11月の製造業PMI、7カ月ぶりに節目超過[経済](2019/12/02)

中国国家統計局と中国物流購買連合会は11月30日、景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が11月は50.2だったと発表した。前月を0.9ポイント上回り、景況判断の節目となる50を7カ月ぶりに超過した。

製造業PMIを構成する指数のうち、生産が前月比1.8ポイント上昇の52.6と復調が鮮明だった。新規受注も1.7ポイント高い51.3となり、節目の50を回復した。新規輸出受注が海外でのクリスマス商戦需要で1.8ポイント上昇の48.8と好調。生産、新規受注を分野別に見ると農産品加工、食品・アルコール飲料・茶、医薬品、自動車、鉄道・船舶・航空・宇宙設備での伸びが目立った。

企業規模別の製造業PMIは大型企業が50.9、中型企業が49.5、小型企業が49.4で、前月比ではそれぞれ1.0ポイント、0.5ポイント、1.5ポイント上昇した。

今後の市場見通しを示す生産経営活動予期指数は54.9で、前月を0.7ポイント超過した。

中国政府の製造業PMIは、3,000社を対象に今後の生産計画などを調査して算出しており、50を上回ると生産や受注の拡大を、下回ると縮小を意味する。

■非製造業も上昇

国家統計局と中国物流購買連合会が同日発表した11月の非製造業PMIは54.4で、前月を1.6ポイント上回った。今年3月(54.8)以来の高水準となった。

業種別ではサービス業が2.1ポイント上昇の53.5、建築業は0.8ポイント下落の59.6となっている。

非製造業PMIを構成する指数のうち、新規受注が1.9ポイント上昇の51.3に改善したほか、販売価格も2.4ポイント上昇の51.3と50を超過した。雇用は0.8ポイント上昇し49.0。今後の市場見通しを示す業務活動予期指数は0.3ポイント上昇して61.0となった。

非製造業PMIの調査対象企業数は4,000社となっている。

■総合指数は1.7P上昇

製造業PMIと非製造業PMIを加重平均して算出する総合PMIは、11月は前月を1.7ポイント上回る53.7だった。

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