【フィリピン】リサール銀、系列銀との統合効果7億ペソ[金融](2019/11/28)
フィリピンの民間銀行大手リサール商業銀行(RCBC)は、系列のRCBC貯蓄銀行(RSB)と今年7月に経営統合したことで、年間5億~7億ペソ(約10億7,000万~14億9,000万円)の経費節減につながると試算している。スターなどが26日伝えた。
財閥ユチェンコ・グループのロレンソ・タン最高経営責任者(CEO)が明らかにした。同CEOは「経営統合は双方の支店で生産性の向上につながる。消費者向け、中小企業向けローンも成長が見込める」と指摘した。
RCBCとRSBの経営統合は、昨年11月にRSBの取締役会で承認された。今年7月にフィリピン中央銀行と証券取引委員会(SEC)に認可された。これにより、RSBの支店154カ所はRCBCに吸収された。