【香港】副首相、林鄭氏に期待=更迭観測打ち消し[政治](2019/11/07)

中国の韓正副首相は6日、北京の釣魚台国賓館で香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官と会談した。官営放送RTHKなどが伝えた。

韓氏は習近平国家主席が5日に上海で林鄭氏と会談したことについて「あなたと香港政府の仕事を高く評価し、激励するものだ」と指摘。「(中央からの)信任を胸に刻み、香港政府を率いて新たに前進させて欲しい」と述べ、引き続き香港政府トップの職に取り組むことを求めた。

韓氏は中国共産党で7人いる最高指導部、政治局常務委員の一人で、香港政策の責任者。習氏に続き韓氏が林鄭氏への「信任」を伝達したことで、一部で取り沙汰された林鄭氏の更迭説を公式に打ち消した形になる。

韓氏は政府などへの抗議活動が5カ月近く続く香港情勢について「(1997年の)中国返還以来最も厳しい局面にある」と総括。「極端な暴力・破壊行為は世界のいかなる国・地域でも受け入れがたく、『一国二制度』と香港の繁栄の根幹を破壊している」と厳しく批判した。また、中央政府は林鄭氏と香港政府、警察の対応を深く信頼していると表明し、林鄭氏に引き続き暴力の停止と社会の秩序回復を最重要課題として取り組むよう要望した。

韓氏は会談で、10月末に閉幕した党の重要会議、第19期中央委員会第4回総会(4中総会)の決定にも言及。特別行政区である香港については、マカオなどと並んで「国家の安全を守る法律と執行メカニズムを確立していく」との方針を説明した。一国二制度を貫徹する党中央の方針は決して揺るがないと強調し、民主派の一部などにある「独立論」をけん制した。

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