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【ミャンマー】スー・チー氏「難民問題おろそかにしない」[政治](2019/11/05)

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は3日、タイの首都バンコク郊外で開かれた第10回東南アジア諸国連合(ASEAN)・国連(UN)サミットで、イスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題について、おろそかにせず解決への責務を果たすと強調した。同サミットで国連のグテレス事務総長が難民の窮状に強い懸念を示したことに対応したもの。

国営紙グローバル・ニューライト・オブ・ミャンマーが4日伝えた。グテレス事務総長はサミットの開会式で、ラカイン州の現状とバングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプで暮らす難民が置かれた状況に懸念を表し、「難民が安全かつ自主的に、尊厳を持って帰還できる環境を整える責任はミャンマーにある」と強調した。

スー・チー氏はこれに対して「ミャンマー政府は、保護すべき全ての人々の安全と権利を守るための責務を決しておろそかにはしない」と述べた。また、「バングラデシュとの二国間合意、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連開発計画(UNDP)との三者合意に基づき、身元確認ができた難民が帰還できるよう全力で取り組んでいる」と強調した。

スー・チー氏はまたASEAN、ASEAN事務局長、ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター、本部ジャカルタ)から、ミャンマー政府が進める難民の帰還に向けた取り組みに対して支援をもらっていることに感謝の意を表明した。

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