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【台湾】シェア二輪車のウィーモ、来年に日本進出か[車両](2019/10/31)

電動二輪車のシェアリングサービス「WeMo(ウィーモ)スクーター」を展開する台湾のスタートアップ、威摩科技は、2020年にも日本や東南アジアなどの海外でサービスを始める見通しだ。域内では台湾行政院(内閣)直轄6市全てにサービス範囲を広げる予定。30日付自由時報などが伝えた。

呉キン霈執行長(キン=日へんに斤)が29日明らかにした。現在は日本と東南アジアへの進出に向けた複数の計画について話し合いを進めており、20年には具体化する見通し。呉執行長は「運営方法は、自社単独か地場企業との合弁設立、地場企業からの運営支援などさまざまな可能性がある」と述べた。

域内では現在、台北、新北、高雄の3市でサービスを展開。20年には桃園、台中、台南の3市にも拡大する。

域内で投入する車両は現在の5,000台から、20年には1万台以上に増やす方針。台北市政府前や台北駅前など20カ所で試験運用を行っている固定駐車場は、主要都市や行楽地を中心に20年6月までに1,000カ所、20年末までに2,000カ所へとそれぞれ拡大する計画だ。

ウィーモは16年10月にサービスを開始した。呉執行長によると、会員数は年末に30万人に迫る見通しで、来年は60万人を目指す。利用者層は18~34歳が6割を超える。

ウィーモは20年に、桃園、台中、台南の3市にサービスを拡大する=29日(威摩科技提供)

ウィーモは20年に、桃園、台中、台南の3市にサービスを拡大する=29日(威摩科技提供)

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