【マレーシア】病院IHH、売却報道の印子会社に会長派遣[医薬](2019/10/30)
マレーシアの病院経営大手IHHヘルスケアは29日、子会社グレンイーグルス・デベロップメントが、同社の保有するインドのコンチネンタル・ホスピタルズに会長を送り込んだと発表した。一部報道では、IHHはコンチネンタルの売却を検討しているとされていた。
24日付でコンチネンタの会長にアショク・バジュパイ氏が就任した。同氏は、東南アジアおよびアジア太平洋地域で30年以上の業務経験を持ち、これまでIHHのグループ運営・統合部門を指揮してきた。コンチネンタルではその他の経営陣とともに、サービス開発や医師の獲得、医療品質の向上といった事業戦略の推進に携わる。
コンチネンタルは、インド南部ハイデラバードでベッド数750床の病院を運営している。
IHHは25日、同社がインドに保有するコンチネンタルなど病院運営2社の売却を検討しているとの一部報道について、最終決定は下していないとする声明を発表していた。
売却説が浮上しているのは、コンチネンタルと、ハイデラバードやチェンナイ、ムンバイで病院を運営するグローバル・ホスピタルズ(同2,000床)。
インド紙などでこれまで、IHHがコンチネンタルの株式62.2%、グローバルの株式74%を創業者一族に売り渡すことを検討していると報じられていた。