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【インドネシア】米ゼネラルモーターズ、来年3月末で撤退[車両](2019/10/30)

米ゼネラル・モーターズ(GM)は28日、来年3月末をもってインドネシア市場での販売を打ち切り、撤退する方針を明らかにした。ただ同社がインドネシアで展開する中核ブランド「シボレー」の購入者に対するアフターサービスは継続していく。29日付ビスニス・インドネシアほか各紙が伝えた。

GMサウスイーストアジアのヘクター・ビジャレアル社長は、インドネシア市場での事業潜在性について検証した結果、資源価格の低迷やルピア安などの要因から、これ以上の持続的な販売が期待できないと説明。「困難な決定だった」と強調した上で、販売の持続性が保証された他国の既存市場に注力していく方針を示した。

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)の統計によると、シボレーの販売台数(ディーラーへの出荷ベース)は、直近のピークだった2013年に1万5,649台、小売り台数が1万4,971台だったが、これ以降減少を続け、昨年の販売台数は前年比31%減の2,509台、小売り台数が34%減の2,444台。今年1~9月は前年同期比49%減の970台、小売り台数は35%減の1,237台にとどまっている。

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