【カンボジア】東電と中部電、配電事業に参入[公益](2019/10/29)

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東京電力ホールディングスと中部電力は24日、カンボジアの配電事業に参入したと発表した。共同出資会社を通じ、カンボジアで配電事業を展開するシンガポール企業の株式8割を取得。経済成長が続き電力需要が拡大する中、電力供給が不安定なカンボジアで、高品質な電力供給を目指す。

東京電力グループで送配電事業を担う東京電力パワーグリッドと中部電力、コンサルティング会社のICMG(東京都千代田区)の共同出資会社、グリーンウェイ・グリッド・グローバル(GGG)を通じ、シンガポールの配電事業者サンイーの株式を取得した。出資額は240万米ドル(約2億6,000万円)。今年6月に出資の手続きを完了した。

サンイーは、南東部のプレイベン州やコンポンチャム州の一部で配電事業を展開。顧客数は1万1,000軒以上。配電線の長さは約123kmで、年間の販売電力量は4.07ギガワット時(GWh)。

カンボジアでは年約7%の経済成長が続く中、電力の供給は依然として不安定で、停電や電化率の低さが課題となっている。東京電力ホールディングスの担当者はNNAに対し、「日本で培った豊富な技術と高品質なオペレーションなどの強みを生かし、高品質かつ信頼度の高い電力を供給していくことができると考えている」と話した。日系ではほか、新電力会社のイーレックスが23日、同国で水力発電事業に参入すると発表している。

GGGは18年7月にシンガポールで設立。資本金は4億5,000万円。新興国で電力供給の設備や運用体制に課題が残る中、日本の技術を生かした送配電網を提供する目的で設立された。今年1月には、フィリピンでマイクログリッド(小規模電力網)事業に参入する計画を発表している。

握手するGGGの今井伸一社長(右)とサンイーのソバロン・リアン最高経営責任者(GGG提供)

握手するGGGの今井伸一社長(右)とサンイーのソバロン・リアン最高経営責任者(GGG提供)

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