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【ミャンマー】ダウェー特区、数年内に全国送電網に接続[公益](2019/11/06)

ミャンマー政府は、南部タニンダーリ管区のダウェー経済特区(SEZ)を3年以内に全国送電網(ナショナル・グリッド)に接続する構想を描いている。ミャンマー・タイムズ(電子版)が4日伝えた。

電力・エネルギー省のソー・ミン事務次官は「全国送電網が2021~22年までに、東部モン州モーラミャインからタニンダーリ管区のイェ郡区とダウェー郡区まで延長されれば、ダウェー特区にも電力が供給される」と説明。ダウェーSEZ管理委員会のミン・サン副委員長は、「アジア開発銀行(ADB)の融資を利用して、最大30万キロワット(kW)の電力をダウェーSEZに供給する」と話した。ダウェーを含むタニンダーリ管区全体は現在、全国送電網に接続していない。

ダウェー特区(総面積196平方キロメートル)の開発は前政権時代にミャンマーとタイの政府間で合意したが、インフラの未整備や開発地の社会・環境問題などで遅延している。

両国は先月、ダウェー地区への電力供給や同地区とタイ国境を結ぶ道路整備などを促進し、ダウェー特区開発を加速させることで合意。ダウェー深海港の開発についても、ミャンマー政府とタイのゼネコン大手イタリアンタイ・デベロップメント(ITD)が締結した契約に従って実施することを確認した。

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