【フィリピン】ITBPO業界、100万人の技能向上事業[経済](2019/10/25)
フィリピンのITビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)業界は、向こう5年で100万人を対象に技能向上プログラムを実施していく計画だ。ビジネスワールドが24日伝えた。
プログラムは、IT・BPO業界の就業者が対象。正式発表と同時にスタートする。大学と提携し、ITBPO産業から講師を大学に派遣したり、講師を企業に招いたりする計画だ。
フィリピン情報技術受託協会(IBPAP)のレイ・ウンタル会長は「年10万人以上を育成したい」と述べた。現在審議中の包括的税制改革(CTRP)第2弾で、業界の人材育成プログラムに対する財政支援として年50億ペソが盛り込まれていることから、動向を注視していきたいとの考えを示した。
IBPAPによると、技能向上プログラムの実施には400億ペソ(約850億円)の資金が必要になるという。