【マレーシア】3Qの製造業景況感、08年4Q以来の低水準[製造](2019/10/22)

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マレーシア政府系シンクタンク、マレーシア経済研究所(MIER)は21日、2019年第3四半期(7~9月)の製造業景況感指数(BCI)が69.0となり、前期から25.2ポイント低下したと発表した。世界金融危機時の08年第4四半期(10~12月)以来、最低となった。国内外からの新規受注が減っているためだ。MIERは、年内は景況感の低迷が続くとの見通しを示した。

BCIを構成する8項目のうち、設備投資を除く7項目で指数は前月から低下した。BCIは100以上が楽観、100以下が悲観となる。

指数が低下した7項目のうち、販売は4四半期連続で低下した。販売が増えたと回答した企業は全体の13%にとどまった。一方、販売が減ったとの回答は前期の40%から60%に拡大した。業種別では全11業種のうち、食品・飲料・たばこ、紙・紙製品、ゴムの3業種が落ち込んだ。

新規国内受注は、回答した全企業の受注が増えていた重機・輸送機器以外は、食品・飲料・たばこ、木材・木材製品、プラスチック、非金属製品などで減少した。新規輸出受注は、食品・飲料・たばこ、紙・紙製品、ゴム、電気・電子製品(E&E)の4業種で減少。一方、化学、非金属製品は増加した。向こう3カ月の輸出販売の見通しについては、54%が減少すると回答した。

販売と新規受注の減少に伴い、生産量の指数も前期から21.0ポイント低下した。業種別では、食品・飲料・たばこ、紙・紙製品、非金属製品、E&Eが前期から下がった。向こう3カ月の見通しは、食品・飲料・たばこ、紙・紙製品、化学、重機・輸送機器が横ばい、E&Eが増産、プラスチックが減産となった。

指数が前期から上昇した設備投資については、販売が好調な重機・輸送機器が伸びを支えた。一方、販売が落ち込んでいる紙・紙製品は設備投資を削減している。

同期の設備稼働率は72.0%となり、前期から5.6ポイント低下した。稼働率81~100%と回答したのは全体の13%となり前期の32%から減少。稼働率61~80%が47%、41~60%が27%、0~40%が13%だった。

賃金コストについては、増加したとの回答は53%で、前期の48%から増加した。

調査は、300社を対象に質問状を送付する形で実施した。

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