【香港】九龍で数万人デモ、一部過激化=駅放火も[社会](2019/10/21)

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ネイザンロードを旺角方面へ行進するデモ参加者=20日午後2時半ごろ、油麻地(NNA撮影)

ネイザンロードを旺角方面へ行進するデモ参加者=20日午後2時半ごろ、油麻地(NNA撮影)

香港の九龍地区で20日、無許可の大規模デモが決行され、数万人のデモ参加者が警察の「暴力」を調べる独立調査委員会の設置など「五大要求」の実現を求めて大通りを行進した。一部の過激なデモ隊は香港鉄路(MTR)の駅に放火し、警察側は催涙弾を発射するなどして強制排除した。

デモ隊は九龍・尖沙咀のソールズベリー・ガーデン(梳士巴利花園)に集合し、高速鉄道「広深港高鉄」の香港側ターミナル駅である西九龍駅まで行進。一部はネイザンロードを旺角方面に向かいながら「五大要求は一つも欠けてはならない」「香港人よ、抵抗せよ」などとシュプレヒコールを上げた。20代の会社員女性は「五大要求が実現するまでデモをやめることはない」と話した。

一部デモ隊はMTRの駅に放火し、旺角駅の出入り口付近では勢いよく火が燃え上がり、一帯が黒煙に包まれた。MTRを運行する香港鉄路公司(MTRC)は乗客や従業員の安全確保のため、セン湾(セン=くさかんむりに全)線、観塘線、西鉄線の複数駅を同日夕方までに閉鎖した。

デモ隊と衝突した福建省系の集団と結びつきがあるとして、過激なデモ隊から標的にされているスナック小売りチェーン「優品360」は九龍・油麻地にある店が破壊被害に遭った。店内は棚が倒され、商品が散乱していた。香港メディアによると、中国銀行も放火の被害に遭った。

香港政府は5日にデモ参加者のマスク着用を禁じる「覆面禁止法」を施行したが、この日も大多数がマスク姿でデモ行進した。

デモは民主派団体、民間人権陣線(民陣)が実施する予定だったが、警察が安全面を理由に許可しなかったことから、同団体の幹部らが個人として呼び掛けた。16日には民陣の岑子杰代表が襲撃を受けており、デモへの関心が高まっていた。

MTR旺角駅の出入り口は炎に包まれた=20日午後4時20分ごろ(NNA撮影)

MTR旺角駅の出入り口は炎に包まれた=20日午後4時20分ごろ(NNA撮影)

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