【タイ】三井化学が製品・技術を展示紹介、海外で初[化学](2019/10/21)

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三井化学グループは18日、タイの首都バンコクで同社グループの製品・技術・サービスを紹介する交流会「テックファインダー・アジアパシフィック2019」を開催した。海外での開催は初めてで、グループ会社13社・14拠点がブースを出展。各社の担当者や顧客企業の関係者ら約100人が参加した。

プライムエボリューシンガポール(EVLS)は、食品・生活用品向け包装材に使われる高機能ポリエチレン樹脂「エボリュー」を紹介した=18日、タイ・バンコク(NNA撮影)

プライムエボリューシンガポール(EVLS)は、食品・生活用品向け包装材に使われる高機能ポリエチレン樹脂「エボリュー」を紹介した=18日、タイ・バンコク(NNA撮影)

シンガポールでポリエチレンの製造・販売を手掛けるプライムエボリューシンガポール(EVLS)は、食品・生活用品向け包装材に使われる高機能ポリエチレン樹脂「エボリュー」を紹介した。単一素材(モノマテリアル)で構成することで、よりリサイクルしやすい包装材をつくることができる。

EVLSの山本徹也社長は「海洋プラスチック汚染が問題となる中、食料品などの生産を手掛ける世界中の大手メーカーが、環境負荷の少ない包装材の使用に真剣に取り組み始めている」とし、今後モノマテリアルの包装材の需要は一層拡大していくとの見方を示した。EVLSの最大の輸出先は中国。東南アジアやインドといったアジアを中心に、欧米、南米、アフリカなど世界中に輸出している。タイでも冷凍食品の包装などに使用されているという。

三井化学と三井化学インドは、接着剤やプライマーとして使用されるオレフィン樹脂の水分散体「ケミパール」を紹介。三井化学の合成化学品研究所(千葉県袖ケ浦市)の研究員が、製品の特徴について説明した。特に、使い捨てプラスチック使用の全面禁止に向けた規制が進み、代替品として紙コップの使用が拡大するインドで需要が大きいという。

■アイデア創出のきっかけに

テックファインダーは、2016年から三井化学の研究開発拠点である袖ケ浦センター(千葉県袖ケ浦市)で毎年開催されている。元々はグループ企業間での交流会として開催されていたが、18年から外部向けに開催するようになった。「見て・触って・感じる」をコンセプトに、各社の製品を見て触れる機会を設けることで、新たなアイデア創出のきっかけを提供する。

今回のテックファインダーを企画した三井化学シンガポールR&Dセンターの上原与志一社長は「タイにはグループ会社が多いことなどから、海外初の開催地として選んだ」と説明。「今後もグループ会社のある東南アジアやインドで毎年開催していきたい」との考えを示した。

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