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【ミャンマー】中国への天然ガス輸出量、国内消費の4倍[資源](2019/10/10)

ミャンマー電力・エネルギー省によると、同国は1日当たり約4億立方フィート(約1,130万立方メートル)の天然ガスと、1万6,000トンの原油をパイプラインで中国に輸出している。ミャンマー国内の天然ガスの消費量は1億立方フィートで、その4倍を対中輸出に回していることになる。イレブン電子版が8日伝えた。

新華社によると、今年1~6月の間、ミャンマーは中国に168万トン(約25億立方メートル相当)の天然ガスと500万トンの原油をパイプラインで輸出した。中国からみた天然ガスの輸入額は、前年同期比で11.7%増の58億9,000万元(約883億円)。原油の輸入額は同9.2%増の172億7,000万元だった。

天然ガスは西部ラカイン州沖合のシュエ・ガス田で採掘され、「中国・ミャンマー天然ガスパイプライン」を通じて運ばれる。同パイプラインは、同州チャウピュー郡区のヤンバイ島から中部マグウェー管区、北中部マンダレー管区、北東部シャン州を経て、中国雲南省瑞麗に至り、全長は793キロメートル。

一方、原油のパイプラインはラカイン州のマダイ島から瑞麗まで、天然ガスのパイプラインと並行して走り、全長771キロ。

天然ガスのパイプラインは2013年、原油のパイプラインは17年に稼働した。中国の国有資源大手、中国石油天然ガス集団(CNPC)やミャンマー石油ガス公社(MOGE)などで構成する企業連合(コンソーシアム)「東南アジア・ガスパイプライン(SEAGP)」と「東南アジア原油パイプライン(SEAOP)」が、それぞれの運営を担っている。

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