【シンガポール】アマゾンEC事業、東南アジア初の本格始動[商業](2019/10/09)
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米インターネット通販大手のアマゾン・コムは8日、シンガポールで電子商取引(EC)事業を本格的に開始すると発表した。これまでは生鮮食品や日用品を2時間以内に配達する会員制サービス「プライム・ナウ」しか提供していなかった。東南アジアで通販サイトを本格始動するのは初とみられる。
同日付でシンガポールの通販サイト「Amazon.sg」を稼働した。本、テレビゲーム、家電、子ども用品、生鮮食品、日用品などを購入できるようにした。
事業者がアマゾンのプラットフォームに出品できるサービスも始動。商品の受注から保管、梱包、発送に至るまでの業務全般を請け負うフルフィルメント・サービスも提供する。
アマゾンは2017年12月、シンガポールでプライム・ナウの提供を開始した。世界的に提供している月額会員制サービス「アマゾン・プライム」のサービスの一環だったが、シンガポールでは生鮮食品の配達や映画やドラマの視聴など内容は限定的だった。
シンガポールでは、中国系のラザダ、地場キューテン(Qoo10)、カルーセル、ショッピーなど各種ECサイト、オンライン・マーケットプレイスがシェアを争っている。