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【カンボジア】タイ系ビッグC、ポイペトでソフトオープン[商業](2019/10/09)

タイの大手財閥TCCグループの総合商社バーリ・ユッカー(BJC)は5日、カンボジア北西部バンテイメンチェイ州ポイペトでハイパーマーケット(大型小売店)「ビッグCスーパーセンター」をソフトオープンした。ビッグCブランドの同国展開は初めて。日系企業も複数進出するポイペトで、生活環境の改善が見込めそうだ。

地元紙クメール・タイムズ(電子版)によると、店舗はポイペトのバル・スペン村1に開設した。敷地面積は2ヘクタール以上。投資額は680万米ドル(約7億3,000万円)。

ビッグCのフェイスブックによると、店舗には大型スーパーのほか、飲食店や電気製品の販売店、タイ系映画館「メジャー・シネプレックス」などが入居する。営業時間は午前9時~午後10時。ソフトオープン初日には店舗に大勢の客が押し寄せる様子が見受けられた。

ビッグCはこれまでタイ、ベトナム、ラオスで展開しており、カンボジアは4カ国目となる。タイ国境にあるポイペトは人件費の上昇や人手不足、ストライキなどに悩む在タイ日系企業の生産分業拠点として注目されている。一方で、生活環境の整備は十分ではなく、大型小売店の開設が待ち望まれていた。

ポイペトでは経済特区(SEZ)の開発も進み、日系企業が集まるSANCOポイペトSEZなどがある。ビッグCの開設によって、駐在員の生活インフラの改善が期待できそうだ。

ビッグCのカンボジア1号店が5日、ポイペトでソフトオープンし、大勢の客が訪れた(ビッグCのフェイスブックより)

ビッグCのカンボジア1号店が5日、ポイペトでソフトオープンし、大勢の客が訪れた(ビッグCのフェイスブックより)

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