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【シンガポール】ソフトバンク、清掃ロボ提供へ[サービス](2019/09/26)

ソフトバンクグループ傘下のロボット事業統括会社、ソフトバンクロボティクスグループは25日、シンガポールで人工知能(AI)を搭載した清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」の提供を開始すると発表した。海外で提供するのは香港(マカオ含む)に次いで2カ国・地域目となる。

シンガポールで7月に設立したロボットの販売とメンテナンスを手掛ける完全子会社ソフトバンクロボティクスシンガポールを通じてサービスを提供する。オフィスは中心部ハイ・ストリートにある商業施設ハイ・ストリート・プラザの7階に構えた。人員数は非公表だ。

香港では販売代理店を通じてウィズを提供しており、直営の海外販売子会社を設立したのは初めて。シンガポールではサブスクリプション(定額制)サービスとしてウィズを貸し出す。料金は1台当たり月499Sドル(約3万8,900円)で、点検・維持費は月100Sドルだ。

ウィズはカーペットや硬い床材向けの自律走行型清掃ロボットで、充電は4時間。稼働3時間で最大1,500平方メートルの清掃が可能で、最大600種類の清掃ルートを記憶できるという。

ソフトバンクロボティクスグループ広報室の水上裕之氏によると、日本では主にオフィスビルやショッピングモールでの清掃に活用されている。清掃業界での人手不足といった課題があるシンガポールでも、同様の需要があるとみている。

引き続きアジアでの販売エリアを拡大する方針だが、具体的な国・地域については検討中という。

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