【香港】深セン空港に「漁夫の利」、8月旅客9%増[運輸](2019/09/17)

深セン宝安国際空港の8月の旅客数が前年同月比で1割弱増加したことが分かった。香港国際空港(チェクラプコク空港)で相次いだ「逃亡犯条例」改正案に絡む抗議活動を背景に、旅客の一部が深セン空港に流れたためとみられる。16日付信報などが伝えた。

深セン空港の8月の旅客数は9.2%増の延べ469万1,000人、航空機の発着回数は5.8%増の延べ3万1,600回だった。同空港の7月の実績と比べると、伸び幅は旅客数が1.4ポイント、発着回数は1.5ポイントそれぞれ拡大した。

中国本土系証券会社の中信証券(CITICセキュリティーズ)は最新のリポートで、香港空港で起きた抗議活動に伴う大規模な欠航で短期的に旅客が流出する一方、深セン空港が香港空港の乗客の3分の1を取り込むと予測。長期的には香港の混乱が深セン空港のハブ化を促すことになり、2025年には同空港の海外旅客数が延べ1,900万人に達するとの見通しを示した。

深セン空港は18年末時点で、海外46カ所を結ぶ国際線を運航。これに対し香港空港の国際線就航拠点数は150カ所と深セン空港の3倍以上だが、香港政府民航処の処長を務めた楽鞏南(ピーター・ロク)氏は「深セン空港が国際線を続々就航していること、香港空港の第3滑走路の完成が2024年とまだ先であることを踏まえると、将来的には深セン空港が広州白雲国際空港と同じように香港空港の脅威になると考えられる」との見解を示した。

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