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【ミャンマー】ヤンゴン外環道計画、物流拠点の建設も視野[運輸](2019/09/19)

ミャンマー最大都市を管轄するヤンゴン管区政府は、計画中のヤンゴン外環状道路沿いにトラック輸送の物流拠点を設置する予定だ。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが18日伝えた。

管区政府のミン・タウン計画・財務相は管区議会で、「外環状道路の完成後、道路沿いにトラック輸送の物流拠点を建設する計画がある」と述べ、「物流拠点の設置は、流通の円滑化だけでなく、雇用創出や中小企業の振興にも貢献する」との見方を示した。

ラタ2区選出のチョー・ミン・ハン議員は、「外環道沿いに物流拠点を設置し、小型車両に貨物を積み替えた上で、ヤンゴン市内外の工場などに輸送することが可能になれば、大型トラックがもたらす市内の交通渋滞を緩和できるだろう」と述べた。

ヤンゴン港に海上輸入された貨物は現在、スーレー埠頭(ふとう)または民間のコンテナターミナルの倉庫に一時保管された後、6輪、12輪または22輪の大型トラックで、ヤンゴン市内や他地域の工場などに輸送されている。

ミャンマーの2017年度(17年4月~18年3月)の鉄道による貨物輸送量は推定で52万6,100トン、河川などを利用した輸送量は同42万2,135トン、国内航空便による輸送量は同1,372トン。陸上輸送には53万3,400台のトラックやトレーラーなど、水上輸送には公営フェリー12隻、民間の船舶336隻が用いられたという。

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