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【シンガポール】シングテル、社員のIT技能向上に35億円[IT](2019/09/13)

通信最大手シングテルは12日、シンガポール電気通信労働組合(UTES)と「社内教育委員会」の設立で覚書を交わした=12日、シンガポール中心部(NNA撮影)

通信最大手シングテルは12日、シンガポール電気通信労働組合(UTES)と「社内教育委員会」の設立で覚書を交わした=12日、シンガポール中心部(NNA撮影)

シンガポールの通信最大手シンガポール・テレコム(シングテル)は12日、従業員のデジタル技能向上に3年間で4,500万Sドル(約35億3,000万円)を投じると発表した。中心部に新設した施設で、社員向けの研修やワークショップを行う。

中心部ラッフルズ・プレイスのピッカリング・ストリート沿いにある施設「シングテル@8ジョージ」に、4フロア分の研修設備を用意した。デジタル技術に関する研修や、チームビルディングのワークショップ、ハッカソン(ソフトウエア開発者などが集まり、チームで短期間に開発した技術を競うイベント)の実施を通じて、国内の従業員1万2,600人の技能向上を図る。

第5世代(5G)移動通信システムの導入に向けて、ネットワークエンジニアの育成にも力を入れていく。

こうした取り組みを推進するため、シンガポール電気通信労働組合(UTES)とも提携。「社内教育委員会」を共同で設立する。

今回の発表に先立ち、シングテルは今月から、自主学習アプリ「キュリオス(CURIOUS)」を導入。社員がテクノロジーからリーダーシップまでさまざまな分野を、無料で学べるようにした。

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