【韓国】19年成長率1.9%に下方修正=韓国経済研[経済](2019/09/10)
韓国シンクタンクの韓国経済研究院は8日、2019年の韓国経済成長率見通しを従来の2.2%から1.9%に下方修正した。韓国の研究機関が1%台に下方修正するのは初めて。
韓国経済研究院は、昨年まで経済成長をけん引してきた輸出が急激に萎縮していると分析する。米中貿易摩擦や世界景気の悪化により主要輸出先の成長が鈍化し、半導体や主要輸出品目の価格競争力下落により全般的に貿易条件が悪化。日本の輸出管理強化により輸出が急減する見込みとした。また、投資や民間消費の鈍化も要因に挙げた。
一方、現代経済研究院も同日、韓国経済成長率見通しを2.5%から2.1%に下方修正した。下期にも輸出回復が見込めず、建設投資や設備投資の不振が長期化しているため、景気の停滞は続くとみている。