【インドネシア】周辺地域のインフラ整備が着々と、首都移転[経済](2019/09/10)

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インドネシア政府が首都の移転先を東カリマンタン州と正式に決定するよりもかなり以前から、州政府は空港や高速道路などのインフラ整備を着実に進めてきた。州内には大型空港が2カ所あり、将来、首都の空の玄関口として機能させるために、受け入れ態勢を整えている。カリマンタン島初の高速道路も、10月に一部区間の完工を目指して工事が急ピッチで進んでいる。

サマリンダのAPTプラノト空港に着いたガルーダ機から、ターミナルまでは徒歩で移動した=1日、東カリマンタン州サマリンダ(NNA撮影)

サマリンダのAPTプラノト空港に着いたガルーダ機から、ターミナルまでは徒歩で移動した=1日、東カリマンタン州サマリンダ(NNA撮影)

州都サマリンダ市郊外にあるアジ・パンゲラン・トゥムングン(APT)プラノト空港は、昨年10月に開業した。現在は、国営ガルーダ・インドネシア航空など3社がジャカルタとの直行便を運航している。

APTプラノト空港が開業する前は、サマリンダ市内中心部に小規模の空港があったものの近距離路線しか運航していなかった。ジャカルタに行くには陸路を3時間かけていったん州南部バリクパパン市のスピンガン空港に行かなければならなかった。州政府は、建設費の大半を州の予算から拠出して新空港を完成させた。

日曜日の昼下がり、乗客でにぎわうAPTプラノト空港の出発ターミナル=1日、サマリンダ(NNA撮影)

日曜日の昼下がり、乗客でにぎわうAPTプラノト空港の出発ターミナル=1日、サマリンダ(NNA撮影)

州内のもう一つの空港、スピンガン空港は、バリクパパン市中心部から車で15分ほど。利便性の高い場所に立地しているが、これ以上の拡張は難しいとの意見もある。

セピンガン空港の出発ターミナル=4日、バリクパパン(NNA撮影)

セピンガン空港の出発ターミナル=4日、バリクパパン(NNA撮影)

イスラン州知事は、二つの空港を新首都の玄関口として機能させる考えだ。いずれの空港も「国際空港」の名称を持つが、APTプラノト空港からの国際線はまだなく、スピンガン空港からも「シルクエア」がシンガポール線を週3便、運航しているだけだ。

州内の二大都市を結ぶサマリンダ―バリクパパン高速道路も、州が先導して進めたインフラ案件の一つだ。総延長約100キロの道路のうち、最初の区間となる22キロ分を州予算で整備した。

サマリンダ―バリクパパン高速道路の建設工事が急ピッチで進められている=3日、東カリマンタン州バリクパパン(NNA撮影)

サマリンダ―バリクパパン高速道路の建設工事が急ピッチで進められている=3日、東カリマンタン州バリクパパン(NNA撮影)

バリクパパン側の終点は、スピンガン空港から車で15分ほどのバタカン工業地域に接続する。サマリンダ―バリクパパン間の所要時間は、一般道で3時間以上かかっていたのが、高速道路の開通後は約1時間に短縮されるとみられ、物流の利便性が格段に向上すると期待されている。

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