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【カンボジア】首都に新たなごみ廃棄場、事業化調査を開始[経済](2019/09/09)

カンボジアの首都プノンペン政府は、新たなごみ廃棄場の建設を計画している。南部ダンコール区にある既存廃棄場の処理能力が2年以内に限界に達するとみられているため。クメール・タイムズ(電子版)が6日に伝えた。

プノンペン議会の報道官は5日、既に新たな廃棄場に関して事業化調査を開始したと述べ、作業部会が新たな設置先を探していると説明。将来的にごみの増大が予想されることから、3~4カ所に廃棄場を設ける可能性も示唆した。

プノンペンのごみ処理業務を請け負う収集業者シントリの幹部は、ダンコールの廃棄場は現在、1日当たりの処理量が約3,000トン、2009年からの廃棄総量は約800万トンに達していると述べ、「あと2年以内で処理能力は限界に達する」と指摘。新たな廃棄場の開発計画を支持した上で、「廃棄場は住宅や水源から離れた場所が理想的だが、日々の業務であることを考慮すると、市街地から離れすぎていない場所が良い」との見方を示した。

一方で非政府組織(NGO)「開発・平和のための人権センター(PDPセンター)」のヨン・キム・エン代表は5日、既存廃棄場の移転を歓迎しながらも、「議会はまず、ごみをリサイクルし、エネルギーとして再利用することに力を注ぐべき」と訴えた。

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