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【タイ】トヨタ、セダン「カローラ」のHV発売[車両](2019/09/05)

セダン「カローラ・アルティス」の新型モデルの発売を発表するタイ国トヨタ自動車(TMT)の菅田道信社長(右)、ウティコン上級副社長(左から2人目)ら=3日、タイ・バンコク(NNA撮影)

セダン「カローラ・アルティス」の新型モデルの発売を発表するタイ国トヨタ自動車(TMT)の菅田道信社長(右)、ウティコン上級副社長(左から2人目)ら=3日、タイ・バンコク(NNA撮影)

タイ国トヨタ自動車(TMT)は3日、セダン「カローラ・アルティス」の新型モデルを発売すると発表した。タイで販売する同車種では初めてハイブリッド車(HV)を投入する。HVのエントリーモデルは93万9,000バーツ(約325万円)で、TMTが100万バーツを下回るHVを発売するのは初めてという。

今回発売するカローラは12代目モデルとなる。HVの価格は93万9,000~109万9,000バーツ。ガソリン車は82万9,000~99万9,000バーツとなっている。TMTのウティコン上級副社長は記者団に対して、「タイ国内で月間2,300台を販売し、900台を輸出することを目指す」と明らかにした。

カローラは1966年に日本で生産が開始され、同年にタイでも発売された。これまでに約150カ国・地域で4,700万台余り、このうちタイでは80万台を売り上げている。世界で15秒に1台売れている計算になり、トヨタ自動車のベストセラーとなっている。

トヨタは、2009年にタイでHVを発売し、過去10年間に累計7万8,000台を販売。カローラのほか、セダン「カムリ」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「C―HR」のHVを販売している。

TMTは今年5月に東部チャチュンサオ県にあるゲートウエー工場で、東南アジアでは初めてHV用のニッケル水素電池の生産を開始。先月末には、デンソーや豊田通商などと協力する、使用済みHVバッテリーの再生事業を開始したと発表した。

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