【シンガポール】持続可能性の国際機関、東南アジア拠点開設[経済](2019/09/04)
サステナビリティ(持続可能性)に関する国際基準を定める非営利団体のグローバル・リポーティング・イニシアティブ(GRI)が3日、東南アジア諸国連合(ASEAN)での拠点をシンガポールに開設した。
拠点開設に向け、シンガポール取引所(SGX)、政府系不動産開発会社キャピタランド、DBS銀行など有力12社から成るコンソーシアム(企業連合)から、当初3年間の資金援助などを受ける。
経済成長が続くASEANでサステナビリティが重要と考え、シンガポールに拠点を開設した。域内10カ国の企業が、環境・社会・企業統治(ESG)に関する情報を網羅した「サステナビリティ報告書」を作成するのを支援する。
GRIはサステナビリティ報告書のガイドラインを制定している国際的な非営利団体。オランダのアムステルダムに本部を置く。サステナビリティ報告書を作成する世界の大企業の75%がGRIのガイドラインを採用している。