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【韓国】対韓フッ化水素輸出、7月は前月比8割減[経済](2019/08/30)

日本の財務省が29日発表した7月の貿易統計(確定値)によると、半導体素材であるフッ化水素の韓国向け輸出量は479.1トンで、前月に比べ83.7%減った。7月4日に施行した半導体材料3品に対する輸出管理の強化措置が影響したとみられる。

韓国の関税庁がこれに先立って発表した貿易統計でも、日本から輸入されたフッ化水素は529.9トンと、前月から82.5%減った。

フッ化水素は半導体の製造過程に欠かせないエッチングガスとして用いられる。回路幅が非常に狭い最先端の半導体を製造するには高純度のフッ化水素が必要だが、サムスン電子とSKハイニックスはその約半分を、日本からの輸入に頼っている。対韓輸出が滞れば、韓国メーカーの生産に支障を来す可能性もある。

一方、韓国関税庁の統計によると、半導体用レジストの日本からの輸入量は141.4トンで87.5%増えた。フッ化ポリイミドの輸入量は統計を取っていないため不明。財務省もレジストとフッ化ポリイミドの2品は統計を取っていない。

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