【ベトナム】宮城県知事「活力取込む」、南部郊外でPR[経済](2019/08/30)
宮城県の村井嘉浩知事は28日、ベトナム南部ビンズオン省の商業施設「イオンモール・ビンズオンキャリー」内に設置した県産品のアンテナショップを訪れ、トップセールスを展開した。同国において、二大都市(ハノイ、ホーチミン市)以外でPRするのは初めて。「東南アジアの消費をリードする国になる」と語り、同国の活力取り込みに意欲を示した。
村井知事は「ベトナムを(外国人労働者の受け入れ拡大のための新在留資格「特定技能」などにおける)労働力として着目する向きもあるが、『市場』として注目している。アジアを代表する消費地として台頭していく」と強調した。ベトナム国内でも消費者の好みが異なるとみており、各地でどのような商品が売れるか見極めたい考えだ。
県産品マーケティング支援事業として、ベトナムにアンテナショップ「宮城ショップ」を置くのは5回目。イオングループの協力で、2015年度にハノイ市、16~18年度にホーチミン市で展開してきた。今回、ホーチミン市郊外のビンズオン省のモール内のアンテナショップでは、県内企業約30社の100品目を、来年2月まで販売する。
村井知事は、29日にはホーチミン市で輸入商社に県産品食材を紹介。30日に帰国する。ベトナム入り前の27日にはタイ・バンコクを訪れ、タイ国際航空が今年10月に再就航する仙台―バンコク直行便を通じた東北地方への旅行をPRしていた。