【ミャンマー】ビルマ戦死者の鎮魂碑を修復、三重の石材店[社会](2019/08/20)
第2次大戦のビルマ戦線で戦死した日本人らを悼み、三重県御浜町の石材店社長、湊賢一郎さん(43)らが19日、ミャンマーのヤンゴン日本人墓地で70年余り前に建立された鎮魂碑の修復を行った。
碑は地上約4メートルのコンクリート製で、ビルマに抑留された日本兵が戦死者を追悼するため1947年5月に建てた。遺骨や遺品も納められているが、長年の雨風で多数のひびが入っている。
湊さんは、損傷をこれ以上広げないよう、日本から持参したセメントを2時間以上かけて丁寧に塗り込んだ。「お盆に合わせ、せめてもの供養になればと思う」と話す。修復に先立ち、一緒に訪れた同じく御浜町の住職、鬼頭宝徳さん(44)らと戦没者に祈りを捧げた。
ビルマは東南アジアでも最も激しい戦線になった場所のひとつで、日本人約13万7,000人が死亡した。