【シンガポール】手続き3分のがん保険、新興企業が発売[金融](2019/08/06)
住友生命が出資するシンガポールの新興生命保険会社シンガポール・ライフは今月8日、がん保険の販売を開始する。保険料は月2.6Sドル(約199円)から。申し込み時の健康状態に関する質問は2つのみで、手続きが3分以内に終わる手軽さが特徴だ。
「キャンサー・プラン」と「キャンサー・プラス・プラン」の2種類を用意する。対象年齢は18~65歳で、加入希望者が契約期間を10、15、20年から選べるようにする。
加入者の年齢や契約期間、保障内容によって保険料を変動する。申し込みは自社のウェブサイトでのみ受け付ける。
保障額は最大10万Sドル。キャンサー・プランでは、主要な末期がんに対して保険金を全額支払う。キャンサー・プラス・プランでは、これに加え、早期がんの段階で保険金の25%、進行がんで同50%を支払う。
シンガポール・ライフは2017年に営業を開始した新しい生命保険会社。クラウド化した基幹サーバーや自動対話システム「チャットボット」などを活用し、迅速な保険加入手続きと、安価な保険商品の提供を強みとする。
7月には住友生命が、シンガポール・ライフに9,000万米ドル(約100億円)を出資したと発表していた。