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【タイ】大型複合施設「ワンバンコク」、26年完工へ[建設](2019/08/01)

ワン・バンコクは、バンコクで開発している大型複合施設「ワン・バンコク」のマスタープランを発表した=7月31日、バンコク(NNA撮影)

ワン・バンコクは、バンコクで開発している大型複合施設「ワン・バンコク」のマスタープランを発表した=7月31日、バンコク(NNA撮影)

タイの大手財閥TCCグループ傘下2社の合弁会社ワン・バンコクは7月31日、首都圏鉄道ブルーライン(MRT)のルンピニ駅近くで開発している大型複合施設「ワン・バンコク」のマスタープラン(基本計画)を発表した。最上級(グレードA)のオフィスやコンドミニアム(分譲マンション)、小売りスペース、ホテル、芸術文化施設などを建設する。総事業費は1,200億バーツ(約4,233億円)で、2023年の開業、26年の完工を見込む。

開発面積は104ライ(16.64ヘクタール)。オフィスビル事業では、5棟の建設を計画している。23~26年の完工予定で、リース面積は計50万平方メートル。国内外の500社・団体の入居を見込み、これらの企業や団体に勤務する従業員は総勢5万人に上る見通しという。

ホテル事業では、ビジネスホテルから超高級ホテルまで5つのブランドのホテルを建設する。客室数は計1,100室に上る。1軒目の「ザ・リッツ・カールトン・バンコク」(客室数259室)は、オフィスやホテル、コンドミニアム、展望台などを備えた高さ430メートルの「シグネチャー・タワー」内に23年に開業する予定。同タワーの高さは、東南アジアでトップ10に入るという。

コンドミニアム事業では、3軒を建設する。1軒目となる超高級コンドミニアムはシグネチャー・タワーの上層部に建設する予定で、来年初めにも販売を開始する。供給戸数は110戸で、2~4ベッドルーム、床面積は130平方メートルから。購入者はタイ人が7割、外国人が3割を見込む。

このほか、約450店が入居可能な18万平方メートルの小売りスペースや、公園、芸術文化施設なども設ける計画。同施設の訪問者は1日当たり6万人を見込んでいる。

ワン・バンコクには、TCCグループ傘下の不動産開発・投資会社TCCアセッツ(タイランド)とシンガポールの不動産開発会社フレイザーズ・センターポイントの100%子会社フレイザーズ・プロパティー・ホールディングス(タイランド)が出資している。

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