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【韓国】LG電子2Q営業益15%減、テレビ不振で[電機](2019/07/31)

LG電子が30日発表した2019年4~6月の連結決算で、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比15.4%減の6,523億ウォン(約600億円)にとどまった。空気清浄機や乾燥機などの家電事業は好調だったものの、テレビやスマートフォン事業の不振が響いた。

売上高は4.1%増の15兆6,292億ウォン、最終利益は67.5%減の1,060億ウォンだった。

白物家電を展開するH&A事業本部は、大気汚染対策の動きが広がり、空気清浄機や乾燥機、衣料用ホームクリーニング機「スタイラー」の販売が堅調に伸びた。営業利益は55.4%増の7,175億ウォンで、営業利益率は11.8%と2桁を維持した。

一方、テレビを手掛けるHE事業本部は、冬季五輪やサッカーW杯の開催による昨年のスポーツ特需の反動で営業利益は49.3%減少。特に欧州や中南米市場での不振が目立った。

スマホ事業を手掛けるMC事業本部は、世界需要の低迷を受け、営業損失は3,130億ウォンを計上。前年同期から赤字幅が約1,300億ウォン拡大した。

下期以降の戦略としては、テレビ事業で利益率が高い有機ELテレビの販促を積極的に行う。赤字が続くスマホ事業は、年内にもソウル郊外のスマートフォン工場の生産機能をベトナムに移管して生産コストを削減する方針だ。

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