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【インドネシア】パナソニック、大馬力エアコンを国内生産[電機](2019/07/31)

エアコン累計生産500万台の記念式典に出席したアイルランガ産業相(右端)らがPMI工場を視察した=30日、ジャカルタ(NNA撮影)

エアコン累計生産500万台の記念式典に出席したアイルランガ産業相(右端)らがPMI工場を視察した=30日、ジャカルタ(NNA撮影)

パナソニックのインドネシア製造子会社パナソニック・マニュファクチャリング・インドネシア(PMI)は30日、家庭用エアコンの大馬力モデルの生産を今月初旬から開始したと発表した。マレーシア工場から一部モデルの生産を振り分けた。

インドネシアの一般家庭では小型エアコンが主流だが、BtoB(法人向け)市場など将来の成長を見据えて、付加価値を付けた大馬力エアコンの国内生産を本格化しコスト競争力をつける。

国内生産を開始したのは2~2.5馬力の4機種。製品は国内で販売するだけでなく、輸出も視野に入れる。PMIは現在、エアコンを輸出していない。PMIの関係者によると、ナイジェリアなどへの輸出を検討している。

大馬力サイズのエアコンはこれまで、マレーシアから完成品を輸入して販売していた。パナソニックのインドネシア販売子会社パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)の関係者によると、国内で生産を始めた大馬力エアコンは今月から店頭で販売している。卸売価格は495万~800万ルピア(約3万8,000~6万2,000円)。

PMIはこの日、家庭用エアコンの累計台数が500万台に達したと発表した。1974年にエアコンの製造を開始してから45年で達成した。エアコンの現地調達率は平均40%。

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