【ベトナム】海産物松村、のり佃煮と海藻スープ越販売へ[食品](2019/08/06)
海藻類加工販売の海産物松村(島根県出雲市)がベトナム市場に進出する。のり佃煮(つくだに)と海藻スープを10月から販売する。同時に米国へも進出し、5年後の海外売上高1,000万円達成を目指す。
販売する商品は、「こだわりの海苔(のり)佃煮」と「あごだし仕立ての焼のりスープ」。現在は島根県内の土産店のほか、東京の高級スーパーなどで販売している。
ベトナムを東南アジア諸国連合(ASEAN)初の販売先に選んだ背景には、小売・外食産業が年率約10%の拡大を続けているなど、市場の「高い成長性」がある。また、既に島根県からベトナムに食品メーカー数社が進出しており、主食がコメのためつくだ煮は受け入れられやすいと判断した。
同社の松村渉専務はNNAに対し、「今後マーケティングを強化しながら注力する商品を決めていきたい」と説明。試食販売などを通じて地域ごとの嗜好(しこう)を調査し、現地ニーズに合った商品開発につなげる考えを示した。
海外部門の売上高は2024年9月期に、18年9月期の3倍以上の1,000万円を目標にしている。ベトナム単体での目標値は定めていない。