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【カンボジア】ゴム輸出量、上半期は24%増の10万トン[農水](2019/07/19)

カンボジア農林水産省の天然ゴム総局は、上半期(1~6月)の天然ゴム輸出量が前年同期比24%増の10万4,261トンだったことを明らかにした。輸出収入は約1億3,900万米ドル(約149億7,450万円)。クメール・タイムズ(電子版)が18日に伝えた。

1トン当たりの平均輸出価格は1,339米ドル。1~3月期の1,279米ドルからは上昇したが、前年同期の1,434米ドルを下回った。天然ゴム開発協会のメン・ソフィーク事務局長は、輸出量の拡大について、収穫期を迎えて生産量が増えたためと説明。さらに「課税を逃れる目的で正規のルート以外で出荷している農家も存在するため、実際の輸出量はさらに多い」との見方を示した。

カンボジアのゴム業界は、国内加工施設の未整備などにより、生産量の大半をベトナムやマレーシアに輸出している。

カンボジアの天然ゴム栽培面積は43万6,357ヘクタール。労働力不足や国際価格の下落という問題に直面していることから、過去3年間で栽培面積はほとんど変わっていない。同事務局長は「今後も状況が変化しなければ、向こう数年間での新たな投資は見込めない」としている。

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