【台湾】台鉄、車内の殺人事件受け安全強化策[運輸](2019/07/17)

台湾鉄路(台鉄)を運営する交通部(交通省)台湾鉄路管理局(台鉄局)は15日、車内の安全強化策を発表した。今月初めに発生した台鉄の車両内での死亡事件を受けた措置。中央通信社が伝えた。

台鉄では3日、特急に相当する速達列車「自強号」の車内で、切符の精算を巡りトラブルが発生。鉄路警察局(鉄道警察に相当)嘉義派出所の署員が男に果物ナイフで刺され死亡する事件が起こっていた。

台鉄はこれを受け、通勤列車に設置している監視カメラを、自強号など都市間路線列車にも拡大。将来的に調達する都市間路線列車600両と通勤車両520両にも導入する。緊急時の通報機は、車掌に加え運転士と中央管制センターとも通話可能とする。一連の対策は2021年までに実施する見通し。

台鉄は今後、車掌ら現場で勤務する職員への防犯スプレーの支給も検討する。乗務員の意見を聞いた上で採用する考え。一方、鉄路警察局は1,257本の防犯スプレーを隊員に配布済みで、8月にはスタンガン250本も調達する計画。台鉄と鉄路警察局は、7月30日に危険発生を想定した合同訓練を行う。

殺人事件のきっかけとなった運賃精算については、切符を持たない乗客の乗車を防ぐため、台鉄は改札機能を強化する計画。向こう3年で乗降客の多い大型駅を中心とする241駅に新型ゲートを順次設置するほか、駅構内の巡回を増やす。

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