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【インドネシア】マセラ鉱区、生産分与契約が55年まで延長[資源](2019/07/17)

石油ガス上流事業実行特別部局(SKKMigas)のドウィ・スチプト長官(左)から改定PODの承認文書を受け取るINPEXの上田隆之社長(同社提供)

石油ガス上流事業実行特別部局(SKKMigas)のドウィ・スチプト長官(左)から改定PODの承認文書を受け取るINPEXの上田隆之社長(同社提供)

国際石油開発帝石(INPEX)は16日、インドネシア・アラフラ海マセラ鉱区の液化天然ガス(LNG)開発について、海上から陸上開発に変更した改定開発計画(POD)がインドネシア政府から正式に承認されたと同日発表した。また、2028年に契約満了を迎える生産分与契約(PSC)期間についても、20年間の再延長とさらに7年間の追加が承認された。これによって、マセラ鉱区のPSCは55年11月15日に契約満了となる。

INPEXは今後、20年後半の生産開始を目指し、英オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルとともに基本設計作業(FEED)開始の準備を進める。その後、最終投資決定(FID)、設計・調達・建設(EPC)作業を経て、生産を開始する。LNGの年産量は950万トンを想定しており、これは日本の年間輸入量の1割強に相当する。

改定PODは6月20日付で政府に提出していた。

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