【中国】フォーチュン中国500社、今年も中石化が首位[経済](2019/07/12)

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米経済誌フォーチュンの中国語サイト「財富」は10日、2019年版の中国企業500社ランキングを発表した。中国上場企業の18年の売上高を基にランク付けしたもので、1~3位は国有石油大手の中国石油化工集団(中石化、シノペック)、同業の中国石油天然ガス(中石油、ペトロチャイナ)、国有ゼネコン大手の中国建築となり、前年と同じ顔ぶれだった。

4位は保険大手の中国平安保険(集団)で、国有企業以外では最高位となった。5位は上海汽車集団(上汽集団)となり、ここまでの順位は昨年と同じ。6位には国有商業銀行の中国工商銀行が前年からランクを1つ上げて入り、同業の中国建設銀行も昨年の11位から今年は上位10社に入った。

500社の総売上高は前年比14.8%増の45兆5,000億元(約714兆8,100億円)で、過去最高を更新した。500社の売上高は、中国の18年国内総生産(GDP)の50%以上を占めている。純利益の総額は4.2%増の3兆6,250億元。増益幅は昨年の24.2%から縮小しており、財富は経済全体の失速を反映したと分析している。500社入りに必要な売上高の最低ラインは162億3,800万元で、昨年から17%上昇した。

■42社が新規ランクイン

今年は500社のうち、42社が初めてまたは再度ランクインした。

スマートフォン大手の小米科技(シャオミ)は、売上高1,749億元で53位となった。消費者向けアプリ運営プラットフォーム大手の美団点評は652億元で140位。火鍋チェーンの海底撈火鍋は170億元で482位に入った。483位の北京世紀好未来教育科技は、教育サービスとして初の500社入りとなった。

財富とともにランキング作成にあたった投資銀行の中国国際金融(CICC、中金公司)は19年版ランキングについて、「経済周期の影響で建設や金融といった業種に勢いがなかった」と指摘。一方で電子・インターネットサービス・コンピューターの新興業種は好調を持続し、ランクイン企業数は37社に増え、総売上高は29%増加した。またインターネットサービスの両巨頭、阿里巴巴集団(アリババグループ)と騰訊控股(テンセント)の総売上高は500社全体の2%だったが、市場価値は合計11兆元で、全体の23.7%を占めている。

■利益上位、国有商銀が独占

利益のランキングでは、中国工商銀行が1位となったのをはじめ、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行の国有4大銀行が上位4位を占めた。1~4位の順位は昨年と同じ。上位10社で金融・保険以外の企業は通信大手の中国移動通信集団(チャイナ・モバイル、5位)、テンセント(8位)、アリババ(10位)となっている。

利益率を見ると、白酒(パイチュウ)大手の貴州茅台酒が45.6%で昨年の4位から順位を上げて首位となった。

500社のうち赤字を計上したのは30社で、最大は美団点評の1,154億元となっている。

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