【シンガポール】金融データ分析のマネーソー、日本法人設立[金融](2019/07/10)
金融機関向けのデータ分析エンジンを開発するシンガポールのマネーソーは9日、日本法人マネーソー(東京都中央区)を設立したと発表した。資本金は300万円。低金利が続く日本で、実店舗に代わるデジタルサービスの需要が拡大していることから参入を決めた。
マネーソーは2013年創業の新興企業。金融機関が保有するデジタルチャネル上で、データを活用して個人に最適化した情報を送信できる分析エンジンを開発している。世界の大手金融機関を中心に30社にサービスを提供してきた。
マネーソーのグループ最高経営責任者(CEO)オリビエ・ベルティエ氏は「日本の金融機関は今変革の節目にある」と述べ、顧客ニーズに沿ったサービスを展開するため、自社のデータ分析エンジンを活用してほしいとの意気込みを示した。
同社は現在、シンガポールのほか、フランスのパリ、英国のロンドンにも拠点を構える。