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【フィリピン】ケーブルカー事業、年内に調査完了[運輸](2019/07/09)

フィリピン運輸省は、フランス政府と合同で実施している、国内初の都市ケーブルカー敷設に関する事業化調査が年内に完了する見込みだと明らかにした。調査終了後、事業者の選定を開始する。8日付地元各紙が伝えた。

政府が敷設の候補地として挙げたのは、マニラ首都圏パシッグ川と、ルソン北部のベンゲット州バギオの2カ所。トゥガデ運輸相によれば、ケーブルカーの建設に関わる入札にはフランス企業も関心を示している。同氏は「民間による運営を検討しており、(フランス企業には)地場企業との提携を促している」と述べた。

事業化調査は、フランス政府による45万ユーロ(約5,500万円)の無償資金供与により、昨年11月に開始した。フランスの鉄道コンサルタント、シストラとMDPコンサルティングが請け負い、候補地の選定から技術面や財政面での実現可能性までを検証している。

トゥガデ運輸相は先に、首都圏のショッピングモールとケーブルカーを接続することを提案していたが、モールのオーナーから許可が下りていないという。このほか、アクラン州ボラカイ島と空港のあるパナイ島カティクランを接続することも提案していた。

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