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【シンガポール】タクシー運転手、車内カメラで録音可能に[運輸](2019/07/03)

シンガポールの陸上交通庁(LTA)は2日、タクシーなどの車両に設置される車内カメラに関するガイドラインを改定すると発表した。運転手や事業者が、車内の映像だけでなく、音声の記録も残せるようにする。今月15日から適用する。

市民を対象とした調査で、約9割が「車内カメラで映像と音声の両方を撮ることが認可されるべき」と答えたことから、音声の録音も認めることを決めた。料金や不適切なふるまいを巡るトラブルをより効果的に回避できるとの考えだ。

LTAは昨年6月にタクシー、配車サービスで営業する自家用車、チャーターバスなどの車両の車内カメラに関するガイドラインの適用を開始。運転手や事業者に対し、LTAの許可を得た上で、乗客の姿を含む車内の映像を撮ることを可能にしていた。ただ乗客のプライバシーに配慮し、音声の録音は禁止していた。

なお、ガイドラインの改定に伴い、適用範囲も変更。従来は、路線バスを除くバス車両も対象としていたが、今後バス車両は全て対象外とする。

シンガポールで15日から、タクシーなどの運転手や事業者は、車両内で映像だけでなく音声の記録が可能になる=2日、シンガポール中心部(NNA撮影)

シンガポールで15日から、タクシーなどの運転手や事業者は、車両内で映像だけでなく音声の記録が可能になる=2日、シンガポール中心部(NNA撮影)

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