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【カンボジア】観光省と環境省、環境保護で新たな取り組み[経済](2019/07/01)

カンボジア政府は、環境を重視した政策の実現に力を注ぐ方針だ。観光省は沿岸地域などの環境保護に関する規制の制定に着手し、環境省は生物の多様性の保護に本腰を入れる。複数の地元紙が6月28日に伝えた。

観光省のクット・プットボリー次官は同27日、既に策定した規制が現状に即していないことから、「関係省庁などと協力し、観光開発に関する新たな規制の制定を進めている段階」と説明。沿岸地域などを対象とした持続的な開発、環境の保護などに重点を置くことを明らかにした。

一方で環境省は、2012年に政府間組織として設立された「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学―政策プラットフォーム(IPBES)」の政策を実行に移すと決定した。IPBESは、生物多様性に関する科学と政策のつながりを強化し、科学を政策に反映させることなどを目的としている。

同省傘下の国家持続開発評議会(NCSD)は6月25日、IPBESの政策実行を記念する式典を開催するとともに、王立プノンペン大学と提携して政策を具体化していくことを明らかにした。

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