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【マレーシア】衣料品販売ショーイチ、JBに2号店開業[繊維](2019/06/19)

衣料品の「在庫処分サービス」を手掛けるshoichi(ショーイチ、大阪市)は17日、マレーシア2号店を南部ジョホール州ジョホールバル(JB)の商業施設「ミッドバレー・メガモール・サウスキー」に開業したと発表した。華人系マレーシア人や国境を接するシンガポール人の需要を取り込み、初年度は売上高1,300万円を目指す。

女性向け衣料品店「ジャパン・ファッション・スタジオ・バイ・カラーズ」は4月下旬、ミッドバレーの中核テナントとなる地場小売り大手そごう(SOGO)の店舗内に入居。店舗面積は約80坪で、「SOGOクアラルンプール」に出店した1号店の10倍以上の広さを誇る。商品点数は約3,000着。ワンピースやTシャツ、ブラウス、スカートなどレディース向けが中心だが、1割はメンズ商品を取りそろえた。

ショーイチの宮城建司海外事業部長は、NNAに対し「JB店の客層は華人系が中心のため、マレー系が大半のクアラルンプール(KL)店とは売れ筋商品が異なる」と話した。KLではカーディガンや長袖シャツなどの売れ行きが良いのに対し、JBではノースリーブのワンピースやミニスカートなどの販売が好調だ。商品の価格帯は15~100リンギ(約390~2,600円)だが、50リンギ程度の商品が「よく動く」(宮城氏)という。

■来店者の2割がシンガポール人

2号店の来店者のうち2割はシンガポールからの顧客で、特に週末はシンガポール人の来店が増える。1人当たりの平均購入点数は3着を超えており、まとめ買いする客が目立つという。開業から2カ月を経て、現在の月当たりの販売枚数は600~800枚で推移。売上目標は、単月で80万~90万円、繁忙期は120万円を掲げ、初年度で1,300万円を目指す。

同社は現在、常設店2店舗に加えて、KL市内1カ所でポップアップショップ(期間限定店)を運営する。8月にはKL中心部で3号店となる常設店を開業する計画。9月には子ども服の取り扱いも開始する。当面はポップアップショップを展開して各エリアの反応を探り、次の出店地を模索していく考えだ。

ジョホールバルに開業した「ジャパン・ファッション・スタジオ・バイ・カラーズ」2号店(ショーイチ提供)

ジョホールバルに開業した「ジャパン・ファッション・スタジオ・バイ・カラーズ」2号店(ショーイチ提供)

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